コンビニの食パン<その1>
朝7時。
めっきり冷え込むようになった土曜の朝、一人静かに家を出る。
昨晩、注文していたとっても美味しそうなウインナーが届き、
これはやっぱりパンと一緒に朝食に、という気分になったのだが、
あいにく家にパンはなく・・・。
たまたまいい時間に目覚めたので、朝の散歩を兼ねて、
パンを買いに出かけたのである。
わりとにぎやかな最寄の駅前にはパン屋はいくつかあるけれど、
朝の7時台から開いている店は以外と少ないもので。
その中でお目当てのパン屋を探して行ってきたわけです。
ところが、なんと!
食パンがない、いやあるんだけど1本の大きいのしかない。
「一斤分、切ってもらえますか?」
「焼きたてなので、切れないです・・・」
「そうですか(・_・)シュン」
想定外の出来事に戸惑いながら(大げさやな・・・)、
もう1件、少し離れたところにあるパン屋さんが開いている
ことが分かり、そこまで行ったわけです。
と、ところが、なんと!
食パンがない、いやあるんだけどレーズン入りしかない。
「普通の食パンありますか?」
「いや、ないです・・・」
「そうですか(・_・)シュン」
途方に暮れて帰る途中にコンビニが。
今日はちょっといいパンを探してたので、
コンビニのはなぁと思いつつも立ち寄ってみる。
食パンあるある。定番の100円台のやつ。
今日はこれじゃないんだよな、と思っていたその横に、
なんと、プレミアムないい感じのがあるじゃないですか。
本格的なパンはコンビニよりパン屋さんでしょう派だった私なので、
惹かれつつもあまり期待せずに買って帰りました。
みんな起きて朝食の時間。
こっそりと買ってきたパンを自慢げに思いつつも、
コンビニパンだしなぁと思いつつ。
ところが!なんと!!これがおいしい!!!
いやー、コンビニのパンこんな美味しくなってたの知りませんでした。
コンビニのパンにしてはお高い値段、でもパン屋のパンと比べると
そこまで高くはないと思える値段。
いや~、絶妙なお値段で、このおいしさ。見直しました。
朝から得した気分になりました。
コンビニの食パン、ありがとう!